風邪の治し方で喉や咳、鼻、熱、頭痛に効く!薬なしで早く治す方法
2016/01/10
寒くなると流行し出す風邪。こじらせると体調がどんどん悪化してきて、回復までに長い時間がかかりますよね。風邪を引いたかなと思ったら、酷くなる前に早めにすぐに対処することが大切です。
今回は、風邪の引き初めに効果があると言われている、薬を飲む以外の方法をご紹介していきます。
目次
体を温め、休養と栄養を取ることが大切!
風邪の引き初めは、
軽く鼻水が出る
喉が痛い
咳が出る
頭痛がする
などの症状が出ますよね。
「もしかして風邪を引いたかも・・・」と思ったらすぐに体を温めて、無理せずに早めに休むようにしましょう。体を温めることで、体温が上がり、体の免疫力を支えている「白血球」も活発になります。
熱がそれほど高くなく、体が辛くない場合は、お風呂で体を温めるのもいいでしょう。風邪のウィルスは熱に弱いため、体を温めたほうがウィルスの排除する効果が期待できます。長湯は避け、湯冷めには気を付けて、体力の消耗を感じない程度にしておきましょう。お風呂から上がったら、しっかりと水分補給をすることをお忘れなく。
また、睡眠も免疫力をアップさせてくれます。風邪の引き初めは免疫力が低下している状態なので、普段より長めの睡眠を取ることで早い回復につながります。
寝ている間の喉の乾燥を防ぐために、加湿器を使うのがいいでしょう。濡れタオルを部屋に干すだけでも十分効果があります。
食べ物でおすすめのものは?
体内に侵入した風邪のウィルスを撃退するためには体力が必要となります。栄養があって消化のいい食べ物を食べたり、脱水症状にならないよう水分補給をしっかりと行うことが大切です。
栄養のある食べ物を摂取することで、ウィルスへの抵抗力をつけることができます。次の栄養素を積極的に摂取して風邪に負けないようにしましょう。
食欲がないときは無理に食べようとせずに、水分補給だけはしっかりとしてくださいね。
- ビタミンA
- ビタミンC
- タンパク質
喉や鼻の粘膜を作る作用があります。粘膜を強化し、ウイルスの進入を防ぐことが大切です。
牛乳やレバー、卵黄、緑黄色野菜に多く含まれています。
風邪にはビタミンCと昔から言われるよう、免疫力を高める効果や、ウイルスを撃退して治癒を早める働きがあります
いちごやみかん、ブロッコリー、ほうれん草、じゃがいもなどに多く含まれています。
食べ物で摂取する以外では、サプリメントのビタミンCもたくさん売られていますので手軽でおすすめです。
エネルギーの元となります。
肉や魚介類、乳製品に多く含まれています。
体を温める食べ物でおすすめなものとしては、しょうが、ネギ、ニラなどがあります。これらの食材を入れたスープにして、栄養素を丸ごと体に取り込みたいですね。
生姜湯は手軽なのでおすすめです。作り方は簡単です。
「お湯の中にすりおろした生姜(チューブでも可)とお好みの量の砂糖を入れよく混ぜるだけ」
です。飲んだらすぐに体が温まってきますよ。
栄養ドリンクやスポーツドリンクなども風邪の時には効果があります。
また、風邪をひいているときには、脂質と食物繊維の摂り過ぎは避けましょう。風邪で消化機能が低下している時に、脂質は胃腸に負担をかけますし、食物繊維を摂り過ぎると消化不良を起こしてしまい、体力維持に必要なミネラルやビタミンまで排出してしまいます。
手洗いやうがいは忘れずに!
風邪の予防として効果的な「手洗い・うがい」ですが、風邪を引いた時にも効果的です。
うがいが風邪を予防する効果があるという科学的根拠はありませんが、うがいをすることで喉が潤い、乾燥から守ることはできます。
喉が乾燥すると、風邪をこじらせる危険性のある細菌感染(二次感染)を起こす可能性が高まります。こまめな手洗いとうがいで、清潔に保ちましょう。
個人的におすすめなのが、「緑茶うがい」です。緑茶に含まれる「カテキン」には、抗菌、殺菌、免疫活性の効果があります。さらに、うがいをすることで喉がすっきりして潤います。熱いお茶ではなく、ぬるま湯程度の熱さに冷ましてからうがいをしてみてくださいね。
症状別のおすすめの対処法!
喉の痛みや咳には?
緑茶やうがい薬でうがいをしましょう。喉の除菌と保湿をすることが大切です。喉が乾燥すると咳が出て、喉の痛みが悪化します。加湿器で部屋の湿度を上げたり、マスクを付けて生活するようにしましょう。ウイルスや細菌は低温や乾燥を好みます。その活動を抑えるためにも喉の保湿対策は大切です。
のど飴やトローチ、のどスプレーやうがいなども喉の痛みや咳には効果的です。
鼻水には?
鼻づまりが酷くて苦しい場合や、鼻水が止まらなくて辛い場合も、部屋の湿度を上げることで症状が緩和されることがあります。蒸しタオルを鼻に当てるものおすすめです。鼻をすすらずに鼻水をかんで外へ出すようにしましょうね。
熱には?
熱がある時には体を温めましょう。熱の上がり始めは寒気を感じます。保温性の高い衣類や寝具で体の熱を逃さないようにし、室内を温め、湿度を50~60%に保ち、休養を取るようにしましょう。
微熱程度の場合はすぐに解熱剤を飲まずに安静にしているほうがいいでしょう。薬に頼ってばかりいると体の免疫機能の妨げとなってしまい、かえって風邪を長引かせてしまうかもしれません。
腋の下や首、太ももの付け根などを冷やすと解熱の手助けになりますので、保冷剤を小さなタオルなどに包んで、気持ちがいいと感じる場所に当ててみるのもいいでしょう。
熱で大量の汗をかいた場合は、こまめな着替えと水分補給に気を付けましょう。
頭痛には?
我慢できない場合は鎮痛剤を飲むのもいいですが、風邪の基本的な対処法である休養や栄養のある食べ物を摂ることが大切です。
頭の血管が膨張することが原因となっているので、その膨張を抑えるために頭の痛い部分を冷やしたり圧迫することで痛みが和らぎます。自律神経からくる頭痛の場合は、血行の改善をすることで頭痛が抑えられます。肩や首を温めたり、軽くマッサージをしてほぐすことで血流が良くなりますので、無理をしない程度に試してみてもいいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
仕事が忙しくて睡眠不足になりがちな時に風邪を引きますよね。どうしても休めない事情があって早く風邪を治したい場合は、早めに対処することが大切です。
突然の高熱の場合は、インフルエンザの可能性がありますので、早めに病院に行って診察してもらいましょうね。